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イラレでアクリルキーホルダーを作る②【UV印刷編】

Co-BoxのUVプリンター「MUTOHのVJ-426UF」を使ってアクリルキーホルダーへ印刷するための【印刷データの作り方】を説明します。
(アドビ イラストレーターCC使用)
※フォトショップなどのデータやjpg、pngなどの画像も印刷できます。
アクリルキーホルダーの【カットデータの作り方】は、こちらをご覧ください。

UVプリンターとは

プラスチックや金属などの素材でできた立体物に、フルカラー印刷できるプリンターです。アクリルに印刷してアクセサリーを作ったり、スマホケースに印刷してオリジナルケースを作成したり。ゴルフボールにワンポイントイラストを入れたりすることもできます。
Co-Boxに設置しているUVプリンターはMUTOHの「VJ-426UF」という機種です。
Co-BoxのUVプリンターの説明はこちらへ

「MUTOH VJ-426UF」

▶︎ UV印刷データ作成のポイント

「MUTOHのVJ-426UF」が、家庭用のプリンターと違うところは、一般的なフルカラーインク(C青 M赤 Y黄 K黒)に加えて、白インク(White)と光沢仕上げインク(バーニッシュ・Varnish)の3種類があることです。

なぜ3種類なのか?
ロゴやイラストに使うカラーインクは、染料系で透明度があるので、透明素材に印刷すると透けてしまいます。
ですので、カラーインクの背景に白インクを印刷して、イラスト類の発色を鮮明にします。
光沢仕上げインクは、表面に光沢を付け、アイテムの質感を調整できます。


印刷データ作成のポイント

今回のデータの制作はこの3種類のインクごとにレイヤーを分けてデータを作成します。


それでは、動画をご覧ください。


制作のポイント
【アクリルカット編】で作成したカット枠(キーホルダーの輪郭)をコピーして、線や塗りの値を変更して、”waku”レイヤーと”back”レイヤーを作ります。


【waku】レイヤー
※このレイヤーのオブジェクトは、印刷時にキーホルダーを固定するための位置合わせの線です。

印刷テーブルの上に貼った紙の上に”枠”を印刷します。
オブジェクトの線=黒100%(C=0 M=0 Y=0 K=100) 塗り=なし  線幅=0.5pt程度


【back】レイヤー
このレイヤーは、キーホルダーの背面に印刷するホワイトインクを印刷するデータです。
オブジェクトの線=なし 塗り=黒100%(C=0 M=0 Y=0 K=100

重要!:白インクを印刷するには、オブジェクトの色を”塗り”黒100%( C=0 M=0 Y=0 K=100 )に設定します。(白印刷は黒に、、ややこし、、)


データが出来たら、イラストレーターCS4以前で保存し、データをUSBメモリーにコピーしておきます。


次は、UVプリンターでの印刷設定の説明です。

UVプリンターでの印刷の方法は、何通りかの方法があります。
A.先にキーホルダー本体カットして、プリンターの印刷テーブル固定して印刷をする方法。
B.治具(鋳型)を作って印刷する方法。(量産向き)
C.アクリル板にイラストを印刷してから、あとからレーザーカッターで一個ずつ切り抜く方法もありますが、イラストの位置が不正確になりやすいので、あまりおすすめ出来ません。
ここでは、A.の印刷方法をご説明します。

印刷時のオモテとウラについて

おもてから見て正しく見えるように裏側に印刷するため、データは左右反転させておきます。?、最初は、わかりにくいですね、、下の動画を見て下さい。

アクリルキーホルダーのおもてと裏の関係
おもて側
うら側

UVプリンターでの印刷の流れ

キーホルダーの枠を台紙に印刷する

UVプリンターに繋がったWindowsPCの、CorelDraw X6を起動してカット編と同様の流れでデータをインポートします。

インポートされた状態


【waku】レイヤーのみを表示させ、オブジェクトを選択して「印刷」をクリック。


オブジェクトを撰択してから、上の「ファイル」メニュー >「印刷」をクリックすると印刷ダイアログが表示されます。


ダイアログの印刷範囲「撰択範囲」そして「環境設定」をクリックして、、、


カラーモードの 「カラー」を撰択印刷モード”は、「はやい」選択して「OK」をクリック。
※「カラー」は”CMYKのインク”を使います、という意味です。


再び、印刷ダイアログが現れるので「印刷」をクリック。

「印刷」を押した時点で、UVプリンターの印刷ドライバー”ValueJet Layer Editor”に【waku】データが送信されます。


”ValueJet Layer Editor”での設定〜印刷

デスクトップに戻ってUVプリンターの印刷ドライバー”ValueJet Layer Editor”をクリックします。

”ValueJet Layer “の画面が立ち上がります。


ダイアログ上部に先ほど送信した、”waku”データが表示されています。
(送られたデータはデフォルトで”無題”となっているので、名称変更を押して”waku”に変えておきました。)
※データが表示されていない場合は、「更新ボタン」を押してください。
上部の”waku”を撰択してから、下部のレイヤー1に対して「ファイルを設定」をクリックします。これで、UVプリンターは、いつでも”waku”データを印刷できる状態となりますが、、

UVプリンターの印刷テーブルに貼った紙に、”waku”を印刷するために、紙とUVプリンターのヘッドの距離を合わせる作業があります。
このあたりからは、文書での説明が難しいので、下のCo-Boxのオフィシャル動画をご覧ください。

【動画】Co-BoxのUVプリンターの使い方

UVプリンターの基本的な操作方法。 Co-Boxオフィシャル動画です。


インクヘッドと素材との間隔の調整

高さ調整バーをテーブルの上に乗せます。

高さ調整ハンドルを回して紙とヘッドの隙間をコピー紙2枚程度の距離に。

調整できたら、「Set Media」を押して、”ValueJet Layer Editor”の「印刷」を押してスタート!
UVプリンターヘッドが自動移動し、障害物チェックを始めます。
問題がなければ印刷が始まります。
※ヘッドと素材との距離が狭すぎたり、障害物を検出するとエラーを知らせますので再度、高さを調整します。


キーホルダーへの印刷

次に【waku】の時と同様に【rogo】レイヤーのみを表示させ、オブジェクトを選択して「印刷」をクリック。
「環境設定」でカラーモードの ”カラー”を選択して「OK」をクリック。


同様に【back】レイヤーのみを表示させ、オブジェクトを選択して「印刷」をクリック。
「環境設定」でカラーモードの ”ホワイト”を選択して「OK」をクリック。

”ValueJet Layer Editor”を確認してみましょう。

ダイアログ上部に先ほど送信した、【rogo】【back】のデータが表示されています。
(送られたデータはデフォルトで”無題”となっているので、名称変更を押して【rogo】【back】に変えておきました。)
※データが表示されていない場合は、「更新ボタン」を押してください。

枠の印刷の時に設定した【waku】を解除(削除)してから、
あらためて、
【rogo】をレイヤー1に対し、「ファイルを設定」をクリックします。
【back】をレイヤー2に対して「ファイルを設定」をクリックします。
これで、アクリルキーホルダー本体への、ロゴのカラーインクと背景の白インクの印刷準備ができました。


しかし、今度はキーホルダー本体への印刷を行うので、枠線の印刷時とおなじくアクリル素材とインクヘッドの距離を調整し直す必要があります。

距離の調節ができたら、先ほどと同じく「Set Media」を押して、”ValueJet Layer Editor”の「印刷」を押してスタート!
UVプリンターヘッドが自動移動し、障害物チェックを始めます。
問題がなければ印刷が始まります。